『嫌われる勇気』ー人間関係の捉え方を知る【書評】

『嫌われる勇気』を読みました。

どんな人にオススメか?

  • 生き方に悩んでいる人。
  • アドラー心理学に興味がある方。

読むとどうなる?

  • 人間関係に関する考え方を得る。

この本は、対話形式の物語からなっていたため、テンポよく読むことができました。
備忘録として、特に印象に残った、役に立つ考え方を3つ残しておきますね。

課題を分離する

自分の課題と他者の課題を分離する、という考え方です。
自分の課題には向き合い、他者の課題には踏み込まないようにします。

課題を見分ける方法は、

その選択によってもたらされる結末を最終的に受けるのはだれか?

を考えればOKです。

この答えが、あなたならそれはあなたの課題で、他者なら他者の課題になります。

この方法で、人生の課題を選別し、自分の課題のみ向き合うということができれば、
自分では変えることのできない他者の課題を考える必要がなくなり、
気持ちを少し楽にすることができます。

さらには、できることならば、
自分の課題には他者を介入させないようにするとよいでしょう。

 

原因論ではなく、目的論

本の中で、ひきこもりの友人の話が出てきます。
このとき、アドラー心理学では、過去に原因があってひきこもっているのではなく、
目的があってひきこもっているのだと考えます。

ご友人は「不安だから、外に出られない」のではありません。
順番は逆で、「外に出たくないから、不安という感情を作り出している」と考えるのです。

つまり、ご友人には「外に出ない」という目的が先にあって、
その目的を達成する手段として不安や恐怖といった感情をこしらえているのです。

ぼくは、テスト前には必ず不安になるような人間です。
そして、不安にかられて勉強し始めます。

しかし、これをここで紹介した考え方に当てはめると、
勉強をするために、不安をこしらえたということになります。

いい点数を取りたいという、自分の目的を達成するために、
不安を作り出し、机に向かうようにしたと考えることができますね。

解釈次第で生きやすくなれる

生きていると、劣等感にさいなまれることがあります。
劣等感にさいなまれないための方法を紹介します。

例えば、身長の低い男性が、自分の身長に劣等感を感じないためには、
身長が低いことのメリットを考える。

相手に威圧感を与えないなどがありますね。

そして、このメリットをもって、
自分の身長へのよい解釈を与えてやればいいのです。

数字などの事実とは違い、劣等感自体は、「事実への解釈」から生まれるからです。

事実と解釈を分けて考えて、解釈を自由に扱えるようになると、
生きやすさや幸福度は向上することになるでしょう。

取り入れられる考え方から

哲人と青年の会話形式の文章でできている本です。
アドラー心理学を心得ているのは哲人。
世間一般の人の考え方をもっているのが青年で、
哲人と青年の考え方の対比が面白いです。

正直、一回読んだだけでは、理解しきれていない部分もあります。
しかし、その中でも、役に立つ考え方や思考法があることは事実なので、
時間があるときに、また読みたいですね。

気になった方はぜひ読んでみてください。

では、また。