これからの時代を生きる若者にオススメの本。『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)ー100年時代の人生戦略』を読みました。
✓どんな人にオススメか?
- 将来に漠然と、不安を感じている人
- 20代から30代の方
- 大学生
✓読むとどうなる?
- 長期視点で、人生をみれるようになる
- 長寿化がもたらすさまざまな変化と、それに対応する術を知れる
印象に残ったことや考えたことを備忘録として、下記に残しておくよ。
将来を見据えて行動する
この本を読んで、将来を見据えて行動する必要性を知りました。
長寿化が進行していく日本では、若い世代が従来の
教育→仕事→引退
の人生を送るつもりでいると、
「不快で残酷で長い人生」を送ることになってしまうといいます。
長寿化によってこの従来型の人生がうまくいかなくなるそうです。
しかし、今、それに気づいて行動を変えることができたら、
10年後、20年後の人生はいい方向に大きく変わったものになるだろうなと、
明るい気分にもさせてくれます。
朝起きて、学校や会社へ行き、仕事や課題に追われて一日が終わり、平日が終わる。
金曜の夜になると、やっと休みだと息をつき娯楽に身を興じる。
今は、多くの人がこんな生活を送っているのではないでしょうか?
ぼくもそんな一人でしたが、この本を読んでから、変わりました。
直近の課題に追われるだけでない行動ができるようになり、
自己投資に休日を充てるようになりました。
将来自分がどうなりたいかを明確にして、人生を長期視点で考えて、
現在の行動を決めることができるようになったからです。
本書では、1945年生まれと1971年生まれ、1998年生まれというように年代別に分けて、
具体的に3人の人生のシナリオも紹介されています。
読むと、将来に漠然と不安を抱えている人は、
人生を見通すためのいいきっかけになりますね。
有形資産と無形資産
本書の中で、資産を「有形資産と無形資産」に分けて考える話が出てきます。
有形資産は、お金に換金できる資産で、
無形資産は、お金に換金できない資産のことです。
無形資産の例には、高度なスキルや知識、肉体的・精神的な健康、よい友人などがあります。
有形の資産は無形の資産の形成を強く後押しし、無形の資産は有形の資産を強く後押しする
という関係があります。
この考え方ができるようになると、
物事をすぐに得られる金銭的な価値観だけで判断しないようになるので、
人生の視野が大きく広がりますね。
親世代と同じ生き方はできるか
多くの人が、漠然と人生をとらえ、
なんとなく、親と同じような人生を歩んでいくのだろうと思っている。
ですが、この本を読むと、親の世代と自分たちの世代では
同じようにできないことがあるのだと気づけます。
基本的に同じ生き方はできないのです。
長寿化の影響かもしれないし、インターネットなどの技術革新の影響かもしれない。
他国の影響かもしれないし、政治の影響かもしれない。
しかし、それによって、親世代ではできなかったけど
自分たちの世代にできるということも増えています。
たとえば、ぼくの親世代は20代でブログを運営することはできませんでした。
大事なことは、世の中に関心をもって、時代の変化をとらえ
自分の目的をもって、人生を選択していくことだと思います。
親世代と同じ生き方はできないけど、
それをポジティブにとらえていくといいですね。
ではまた。
✓今回紹介した本